山Pのさらさら黒髪と、真っ直ぐな嘘のない心。
山Pのいつも以上に素直な表情が印象的だった4話!
なぜか事故物件を希望するおばあさんのホラー的要素も絡めた、しんみりした逸話も秀逸でした。
正直不動産/前話までのざっくりあらすじ

登坂不動産で働く営業マンの永瀬財地(山P)は、ライアー永瀬と呼ばれていました。
営業のためなら嘘をつきまくり、営業成績も常に群を抜いてトップに君臨。
ある日のこと、永瀬は、地鎮祭の前に更地の片隅に残っていたほこらを自らの手で壊してしまいます。
壊したほこらからは怪しげなもやもやが表れます。
ほこらに宿っていた神さまのたたりで、それ以降、嘘がつけなくなってしまった永瀬。
得意としていた嘘をつけない永瀬は、お客さんの心を掴むこともできず、営業成績もみるみる落ちていきます。
ところが、永瀬の正直な接客態度に信頼を寄せるお客さんも出てきます。
永瀬の後輩の月下(福原遥さん)は、お客さんのことを一番に考えるカスタマーサービスをモットーにしていました。
永瀬の正直な営業にカスタマーサービスを見出す月下。
嘘のない不動産屋に成長していく二人の姿がほほえましくもあり、たくましくもあります。
正直不動産/前話までのざっくりあらすじ1話
正直不動産/前話までのざっくりあらすじ2話
正直不動産/前話までのざっくりあらすじ3話
正直不動産4話「いい部屋の定義」のあらすじ・ネタバレ

引っ越しシーズンが終わった五月。
登坂不動産では二週間の営業強化週間が始まりました!
社長(草刈正雄さん)も朝礼に珍しく参加しています。
壁に掛かっているスローガンが変わっていました!
今月のスローガンは「営業に五月病はない!」
なかなかハードなメッセージに思わず苦笑してしまいます。
西国分寺の中古マンション「スカイヒルズ西国分寺」
スカイヒルズ西国分寺の12部屋の物件。
マンションのオーナーの意向により、近所のミネルヴァ不動産と登坂不動産のみでの販売となります。
ミネルヴァ不動産は、あまりいい営業をしているとは言い難い悪徳不動産屋。
どんな荒業を使ってくるのか…。
永瀬と月下は、スカイヒルズ西国分寺の内見。
駅から15分を実際に歩き、部屋の水回りのリフォームが必要かどうかなどを自分たちの目で確認します。
マンションの窓から眺めると、眼下に保育園の園庭がよく見え、元気なちびっ子たちの声が聞こえてきました。
永瀬と月下は、ミネルヴァ不動産の花澤(倉科カナさん)と西岡(伊藤あさひさん)に、マンションの前でバッタリ鉢合わせをしてしまいます。
バチバチの登坂不動産組とミネルヴァ不動産組。
見どころは、二度も自分を持ち上げる永瀬の正直でかわいすぎるところ!
登坂不動産に戻り、永瀬はスカイヒルズ西国分寺の内見希望のバーテンダーと話をします。
いい感じで話が弾みますが、保育園が近くにあるので日中睡眠を取るバーテンダーには向いてないと教えてしまいます。
永瀬はまた契約を一つ取り損ねてしまいました。
桐山(市原隼人さん)は、あんこ業者(売り手と買い手の間に入る中間業者)を使って契約数を伸ばしていきます。
事故物件探しの松井節子さん(風吹ジュンさん)
月下は、松井さんというおばあさんの賃貸物件探しのお手伝いをします。
事故物件に住みたいとにんまり顔の松井さん。
理由を尋ねてもはぐらかして答えてくれません。
永瀬は月下に、自分が知っている事故物件の話を教えます。
ある営業マンが7階建ての古いマンションの6階に一人で内見に行きました。
エレベーターに乗り、六階のボタンを押したにも関わらず、四階で止まり扉が開きます。
四階でエレベーターを待っている人は誰もいません。
四階の住人がボタンを押してから部屋に忘れ物でも取りに戻ったのだろうと、営業マンは特に気にはしませんでした。
後日その営業マンはまたそのマンションに行きエレベーターに乗りました。
誰もいないエレベーターの中で勝手に四階のボタンがつきます。
後ろから誰かが四階のボタンを押したかのように…。
誰かが、一緒にエレベーターに乗っているかのように…。
月下は、事故物件を望む松井さんのために、事故物件探しに奔走します。
スカイヒルズ西国分寺に興味を持つ田之上夫婦
実際は大規模リフォームが必要なこと。
駅から徒歩15分と書いてはいるが、アップダウンも考えると徒歩20分はかかってしまうこと。
田之上夫婦にデメリットをちゃんと伝える永瀬。
夫の方がスカイヒルズ西国分寺に渋り顔になってきた時、永瀬は、不動産を選ぶ際の極意を伝授します。
何を守りたいのか、そのためには何をあきらめるのか。
嘘ではなく、本当のことを話してできる営業が分かってきた永瀬は、手応えを感じます。
次の日、田之上夫婦が昨日のスカイヒルズ西国分寺の契約を怒り顔でキャンセルに来ます。
ミネルヴァ不動産の西岡に、スカイヒルズ西国分寺の自分が契約しようと決めていた部屋が事故物件だと教えられたと!
不審に想った永瀬は、ミネルヴァ不動産が嘘の事故物件投稿をした証拠を田之上夫婦に報告します。
永瀬は、自分も昔使っていた手法だとつい口走ってしまいます。
事故物件希望の松井さんの本当の理由
一年前に最愛の夫を亡くした松井さん。
何度目かの月命日の夜中、松井さんの枕元に夫が座っていました。
夫の姿を目の前にし、すごくうれしかったと語る松井さん。
お化けの住む事故物件に住めば、夫もまた出て来てくれるのではないかと。
大切な人にもう一度会いたい、と事故物件に期待を込めていました。
聞き入る永瀬と月下。
松井さんのためにエレベーターが勝手に四階で止まる物件を内見に行く永瀬と月下。
エレベーターは本当に四階で止まり、ビビッて逃げ出す二人(笑)
永瀬のこわばる表情!
オーナーに会い、事故物件サイトに嘘を書かれて困っていると相談されます。
永瀬は、高齢化に特化したしたマンションとして、先を見据えたビジネスチャンスの提案をします。
桐山が永瀬を屋上に呼び出し…
永瀬は桐山に、どうでもいい物件なんてないと言い切ります。
桐山は、自分の知っている永瀬ではないと複雑な気持ちで見守り、去ります。
桐山はスカイヒルズ西国分寺の契約数で社内トップを取りました。
永瀬は次点ではあったものの、正直営業で顧客満足度を肌で感じ、今までにはなかった充足感を得られます。
松井さんが、事故物件のエレベーターに乗り込みます。
見えない誰かを振り返り、亡き夫へのメッセージを伝えるのでした。
松井さんの声が届いたかのようなタイミングで、エレベーターの扉が閉まりました…。
正直不動産4話あらすじと感想/事故物件にまつわる想い…まとめ

今までと違うところ!
正直営業でいかにお客さんの心を掴んでいくことができるかにシフトチェンジしつつある永瀬の変化。
ちょっとアドリブ的な山P節が時々まじるような!
もったいなくて目が離せない!
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