正直不動産10話あらすじと感想をまとめました。
山Pがただ、ただ、かっこいいとため息しかでません。
細身のスーツ姿と優しい目と、男らしさと。
ここまでの集大成、最高の最終回でした!
正直不動産前話までのおさらい
嘘ばかりの営業トークを繰り広げていた登坂不動産の永瀬財地(山P)。
地鎮祭で壊してしまったほこらの神さまのたたりにより嘘が全く付けなくなってしまいます。
自分の正直な営業スタイルに抗えず苦戦しながらも成長していく永瀬。
そんな永瀬の実直な態度に、周囲の人たちはしだいに惹かれていきます。
正直不動産10話最終回「正直不動産、誕生」あらすじ
マンションの管理委託業務とは、入居募集から家賃の集金、物件のクレーム対応、修理手配などをすること。
マンションのオーナーは管理会社の不動産屋に手数料を支払い、これらの管理委託を不動産屋にまかせるわけです。
管理委託料は、不動産屋の生命線でもあります。
ミネルヴァ不動産は管理委託料を引き下げ、登坂不動産が管理委託しているマンションを次々と奪っていきます。
ミネルヴァ不動産の鵤社長(髙橋克典さん)は、登坂社長(草刈正雄さん)に敵意を剥き出しにして仕掛けてくるのでした。
登坂社長は、朝礼で社員に頭を下げ、現状打破に力を貸して欲しいとお願いします。
文化財保護法の土地
永瀬と月下(福原遥さん)は、町の長老の家にご挨拶に出向きます。
ところが、長老は数日前に亡くなっていたことが判明。
その場にいた甥の平尾さんから、相続した土地はすでにミネルヴァ不動産とサブリース契約をしているという話を聞きます。
ミネルヴァ不動産では、近所や周囲にお金を配り、身寄りのないお年寄りが亡くなったらすぐに知らせるように根回ししているのでした。
人の死は金につながると当然のように発言する鵤社長。
平尾さんが相続した土地は、10日足らずですぐに更地になってしまいました。
その土地を見に行った永瀬と月下は、平尾さんに会います。
ミネルヴァ不動産の仲介でアパート経営をして、自分は不労所得を得ると喜んでいる平尾に提言しようとしたその時。
平尾さんの土地から、縄文土器のかけらを拾って近所の子どもが駆け寄ってきました。
土器が発見された土地は、文化財保護法により、全て平尾さんの負担で、調査、発掘がなされなければならないとの説明により、頭を抱える平尾さん…。
永瀬の嘘が復活!
一方、光友銀行の榎本美波さん(泉里香さん)は、永瀬のアパートに毎日のように通いつめ、結婚前提のお付き合いがしたいと迫りまくります。
次の日、永瀬は、会社の復興のためにも嘘を付ける自分を取り戻したいと、神社にお参りをします。
お参りしている時の永瀬の顔がまた、すっきりとしていて、清々しい!
神社にお参りした道すがら、不穏な音楽と共に、永瀬の背中から何かが抜けていった様子。
登坂不動産に帰宅すると、部長が奥さんとの喧嘩の件で号泣しています。
自業自得、といつものように正直に繰り出そうとする永瀬の口からは、予想外にペラペラと嘘が出てきます。
嘘が付けるようになったと心の中でガッツポーズ、ご機嫌の永瀬。
その日から、永瀬は、目つきもギラギラと変わり、嘘を並べた営業スタイルが戻ってきてしまいます。
ペラペラと嘘をまくしたてる永瀬もまた、とてつもなくかっこいいんですけどね。
嘘が付けるようになった永瀬は、美波さんと夜景のきれいな川辺で待ち合わせをします。
心にもない言葉を紡ぎ出し、美波さんを口説こうとする永瀬。
そんな永瀬に、美波さんは怒って帰ってしまいます。
しだいに永瀬は、自分の嘘の営業スタイルに後ろめたさを感じていくようになります。
見かねた月下も、そんな永瀬は尊敬できないと、悲し気に永瀬に詰め寄ります。
マンション管理委託料の委託解約に真っ向勝負
「トップオブレジデンス新宿」管理委託料の解約を願い出てきたオーナーの藤堂さん。
登坂不動産にとっての痛手に嘆く部長に、永瀬はオーナーの説得に出向きます。
またもやミネルヴァ不動産が介入しようとしていることが、解約の原因でした。
嘘が付けるようになった永瀬は、今は適当なことを言って後から取り繕おうと嘘でオーナーを説得しようとします。
ところがオーナーに嘘の説明をしようとした瞬間、永瀬は月下や美波さんの言葉を思い出します。
現状通りの管理委託料でやらせて欲しいと正直に話す永瀬。
管理委託料を下げた際の、オーナー側にではなくマンションに暮らす人のデメリットについて丁寧に説明をします。
誠実な永瀬の顔に、藤堂さんは悩みます。
和菓子屋の石田さん(山崎努さん)が再登場!
藤堂さんに、永瀬はバカ正直な男であることを伝え、自分が永瀬を保証すると後押しをします。
永瀬は帰り道、石田さんの後ろ姿に深々と頭を下げるのでした。
正直スタイルがいいのか、嘘をついた営業トークがいいのか、自分の仕事の姿勢に悩む永瀬。
登坂社長は永瀬に対し、自分の不動産屋に入った頃と永瀬は何も変わってはいないと優しく微笑みます。
正直か偽りかの決着
月下の目の前で、平尾さんが事故に遭います。
相続した土地の契約について思い悩みフラフラと道路に出て行ってしまったためでした。
死んだ方がましだったと入院先のベッドで顔を上げない平尾さん。
なぜアパートを建てようと思ったのか、その理由を永瀬と月下にぼそぼそと語ります。
何とか平尾さんの力になりたいと、平尾さんの土地を見に行く永瀬と月下の前に、桐山(市原隼人さん)が現れます。
家のことで困っている人を助けたいと力強く桐山に話す永瀬。
永瀬と月下は、その思いを抱えたままミネルヴァ不動産の鵤社長のもとに乗り込みます。
違約金660万円を支払えば、契約解除をすると鼻で笑う鵤社長。
月下が、契約やお金よりも大切なものがあると鵤社長にたてつきます。
永瀬は、お客さまの人生の一歩を手伝いする仕事だと宣言する永瀬。
それに対して、鵤社長は、不動産は金を得るための道具だと冷たく言い放ちます。
そこへ、登坂社長が1千万円を持参してやってきます。
平尾さんの違約金の肩代わりのために…。
登坂社長は静かに話し出します。
平尾さんの土地に携わった解体業者から連絡が来て、土器が出た件について鵤社長が口止め料をその業者に支払っていたこと。
花澤(倉科カナさん)は、文化財保護法、詐欺罪などについて触れ、ミネルヴァ不動産の業務停止にもつながると、社長のやり方に対しての驚きを隠しきれませんでした。
登坂社長と永瀬と月下は、鵤社長に契約解約をさせ、自分たちは嘘が付けない正直不動産だと立ち去ります。
永瀬は、土器発掘の業者を調べてくれた桐山に感謝を伝えます。
桐山の成長に比べて、自分は同じ所をぐるぐる回っているだけだと呟く永瀬。
それが螺旋階段なら、少しずつ上に上っているのではと、桐山は慰めます。
マダム(大地真央さん)と登坂社長。
マダムは、鵤社長にも登坂社長にも、二人とも愛しているからフェアでいたいと言います。
美波さんに謝罪する永瀬。
薄っぺらな言い方で今後の付き合いについて進めようとする永瀬に、また一陣の風。
正直トークに戻って早口で畳み掛ける永瀬に、美波さんは思いっきり殴って帰ってしまいます。
それから、月下は、永瀬を越えて営業成績トップになりました。
正直不動産10話感想

一人の男の葛藤や成長がとても丁寧に描かれていて、見ていて気持ちのいいドラマでした。
続編があるのならぜひ、永瀬はじめ周りの人間のさらなる成長を、一人一人のこれからの人生をまた見ていきたいと心から願います。
コメント